再開まもないタイ-ラオス国境を越えて高速鉄道に乗る(2022年7月の旅行記録 の補足)
ウドーンターニー→ビエンチャン(バス)
タイ・ウドーンターニーからラオス・ビエンチャンのタラートサーオバスターミナルまで直通バスを利用。先発のバスは満員で待たされた。ノンカイ経由で細かく乗り継ぐルートだと本数はもっと多い。
ラオス入国の際、なぜかワクチン接種証明書はノーチェック。
ウドーンバスターミナル
直通バス時刻表
ビエンチャン→ルアンパバーン(中国・ラオス高速鉄道)
ビエンチャン市内から駅は、タラートサーオ発のバスが使えるが、切符を買うため早めに着こうとバイクタクシーに乗る(10万キップ≒¥840:タイで円→バーツ、ラオスでバーツ→キップに両替)。
駅窓口の行列は、出発が当日か翌日以降かで分かれる。当日7時半発のもの(24.8万キップ)を買えたが、次の8時発とその次の9時20分発はどちらも残席がなさそうだった。支払い方法は現金のみで、職員が紙幣1枚ずつに除菌スプレー噴霧。中国の影響か鉄道関連はコロナ対策が厳重。
翌日以降の列車の予約の列には長期戦覚悟でゴザ持参のラオス人もいて、みな座り込んでスマホの画面に没頭。それで予約すればいいと思うが、現時点では無理。中国のIT企業に頼めばすぐだろうに。
車内は快適で揺れもわずかだが、座席の上の棚に置かれた荷物が崩れないよう係員がわざわざ巡回。チェックは日本人よりも神経質で細かい。
ルアンパバーン駅から町なかへはミニバスが出ている(3.5万キップ)。駅を背にした右側が乗り場で、一緒に降りた客の流れに沿って進めばすぐに見つかる。
ビエンチャン駅
ルアンパバーン駅
ミニバス乗り場
ルアンパバーン→バンビエン(中国・ラオス高速鉄道)
当初はルアンパバーン発の国際バスでタイに戻るつもりだったが、再開したはずのルーイ直通便は運休中(あくまでツーリストインフォメーションの係員の話)。ナーンへはまず日に1本の朝9時のバスで国境そばの町を目指し、そこで別のバスに乗り換えて行けるらしいが、その別のバスのスケジュールは不明。
ほかに北進してチェンコーンに抜ける案も浮かんだが、引き返しバンビエンに寄ることに決めた。
ルアンパバーン市内から駅へ向かうべく、下の写真の地点に立つが、20分経ってもミニバスは現れず。宿に頼むなり自分で電話すれば、迎えに来るシステムだと後で知る。やむを得ずタクシー(8万キップ)をつかまえ駅へ急ぐも、ビエンチャン方面はことごとく満席で6時間近く待つはめに。観光スポットはツーリスト(特にアジア系)で溢れていたので、想定できた事態だ。さらに中国人旅行者が加わると、よほど増便しない限り切符は取りにくくなるだろう。
ようやく乗れた列車は名前の頭にKが付くスピートがやや遅いタイプで運賃が安い(8.6万キップ)。名前がCで始まるものは速くて高い。Cと違いKは窓口でのパスポートチェックがなく、車内アナウンスはラーオ語と中国語だけ。
バンビエン駅では、ソンテウがスタンバイ(3万キップ)。
ゲストハウス街は
力強く復活
列車を待つ間
駅近くで昼寝
バンビエン駅前
バンビエン→ビエンチャン(ミニバス)
高速道路開通のおかげで、この区間はミニバスで所要わずか1時間半(15万キップ、大型バスは10万キップ)。到着した北バスターミナルは市中心部と離れているが、ビエンチャン駅よりはまだマシ。
対して、バンビエン駅は割と市街地に近いうえに窓口もすいていた。なので、往路にバスでビエンチャンからバンビエンに来て、バンビエン駅で「バンビエン→ルアンパバーン」と「ルアンパバーン→ビエンチャン」の切符を買うほうが効率的だった。
ビエンチャン→ノンカイ(バス)
ビエンチャンのタラートサーオからノンカイへも直通バスがあるが時間が合わず、14番の市バスで友好橋へ(1.2万キップ)。タイ入国の際、ワクチンパスポートの提示や出入国カードの記入が必要。その後はバス(1万キップまたは30バーツ)でメコン川を渡る。
橋のたもとでは、各種乗り物が発着。私は運動がてら30分ほど歩きノンカイの町へ。
14番バス時刻表
ノンカイ
鉄道や高速道路の敷設で、ラオス国内の陸路移動はだいぶ楽になった。ただ、今のままだと交通インフラが整備されたエリアに旅行者が偏ってしまいそう。