欧州への足にエチオピア航空を選んでアジスアベバを半日観光
【2022年11月時点の状況】
2022年11月の旅行 で欧州への足にエチオピア航空を選んだところ、ビザなしでエチオピアに入れた。さらに無料でトランジットホテルももらえたので、以下に記録を残す。
2022年秋、円安や中国系エアラインが使えないなどの事情で日本-欧州線の航空券代が高騰のなか、エチオピア航空は良心的な価格を付けていた。
スケジュールが日本を夜に発ち翌朝アジスに着き、夜の便に乗り継いで、欧州着は出発翌々日の朝なのが難点だが、それを補う当てが私にはあった。
というのも 2014年2月の旅行 でエチオピア航空を利用(カイロ→バンコク)したとき、同様にアジスでの待ち時間が長かったが、ホテルをもらえたのだ。このサービスは現在も8時間以上のトランジット客に提供されるらしい。
そんなわけで、久々にアジスを観光し、ホテルで英気を養って欧州の旅に備える案に決定。帰りも欧州を夜に発ち、翌朝アジス着。夜までホテルで休んで、日本へ帰る。
トランジットホテルのバウチャーは、成田の搭乗ゲートで名前を呼ばれ受け取る(往路の分のみ)。
エチオピアの入国審査は、バウチャー提示ですぐ終了。パスポートへのスタンプは省略。次にホテルのシャトルサービスカウンターで手続きする。
シャトルサービス
カウンター シャトル乗り場へ
シャトルで送ってもらい、チェックインを済ませ、早速外に出ると、なんと従業員が追いかけて来て、エチオピアは危険だから部屋に戻れと言う。2014年のときとは違う対応だ。とりあえず引き返し、マネージャーらしき人に掛け合うと、用心しろと釘を刺されOKに。どうも何かあった際の責任問題を懸念しているよう。
復路は別のホテルだったが、また止められることをおそれ、わざとレセプション前でタバコをくわえ、外に一服しにいくだけの風を装う。吸いながら様子を伺うと、特にこちらに注意を払っていない。大丈夫と判断し、一応訊くと「ご自由にアジスをお楽しみ下さい」との回答。
以上の通り、規則がバラバラなため、観光できるかは不確実。最悪、ホテルでタクシーを手配すればいける気もする。
治安は特に問題なさそうだが、突然声をかけてきて自分はどこそこのホテルの従業員だと称し、女性の踊りだか伝統儀式だかの見物に誘う男性が半日で3人も登場(本当に3人全員が同じパターン)。
ホテルのロケーションは、往路、復路とも空港に近く、繁華街のピアッサとは離れていた。そちらを目指すにはミニバスなどを使うが、ノービザでの滞在中にトラブルが起きると面倒ゆえ、徒歩圏内をうろつく程度に抑えておくのが無難。アジスにマストの観光スポットはないし。
では、どう過ごすかというと、次のいずれかの飲み食いが候補に挙がる。
- インジェラ(エチオピアの国民食)
- コーヒーセレモニー
- チャット(覚醒植物)
私の場合、1.は苦手だし、2.はホテルの食事にコーヒーが付くし、3.は体質的に何故か便秘になるからビールを飲んだ。多分どれもホテル周辺にあるはず。
1年中秋のようなひんやりした気候のアジスは、ただ歩くだけでも爽やかで快い。
とりあえず立ち寄ってみて、もし興味が湧いたら、再訪して本格的にエチオピアを回ればよいと思う。
チャット
これだけ2014年撮影の写真